どうも人間と言う生き物は、我々犬族からみて理解し難い動物だワ。
何故、桜が咲くと徒党を組んで花見に行くノ。
何故、庭で鶯が鳴くと、猫の額ほどのマイホームを自慢するノ。
筍を掘り、ワラビや土筆を摘み、何故、春になると突然、草食動物に変身するノ。
これは、日本人という特殊な人種だけナノ?。
でも自然を愛する事は良いことヨ。
私とヘルヒェンにとって、春は散歩に良い季節だから、つまらぬ詮索はせず、散歩のお供をしようネ。
しかし、悲しいかなヘルヒェンは、散歩の間中、何時も、「やっと食べ頃になった
タラの芽を誰かに折られた。
追い芽は味が落ちるのか?
ハリギリ(センノキ)よりましか?」
「コゴミは
クサソテツの若芽だが、
ゼンマイと
ワラビは
シダの若芽?、
それとも成長してもゼンマイとワラビ?」「ヨモギ
はモチグサで草餅になるが、
ハハグサを入れても草餅?」
全く!、彼の頭の中には、食欲以外を司るもっと高尚な脳細胞は存在しないのだろうカシラ。