「クェーン！」何か変わった音？ 声？ がした。右に大きくカーブした坂道を登っていくと、２、３メートル先を何かが横切った！
「雉だ！」 ヘルヒェンが慌ててデジカメを取り出しながら走り出した。
意外と敏捷なのね！ と思ったら、シャッターを押そうとして、坂道から転げ落ちそうになったわ。
無事に雉の写真が撮れたみたいで、普段の散歩ペースに戻ったわ。
「雉は日本の国鳥なのだ。」何か悪い予感が！
「国鳥に選んだ理由の一つに、『大型で肉味が良い。狩猟の対象として日本では好適で、 その狩猟はスポーツとして楽しめる』とあるのは、驚きだ！」
「国鳥なのに、狩猟鳥になっているのは、日本ぐらいらしい。」
「諺に『雉も鳴かずば撃たれまい』があるが、『けんもほろろ』も雉の鳴声から来ているのだ。」
「ところで話は変わるが。『ねこ鍋』を知ってるか？」−−−話が変わり過ぎよ！！
「犬鍋はないのかナァー！！」 ---悪い予感が現実になりそう！
