「あ! あんな所に!」
道端の木のてっぺんに、柿が数個、寒そうに成っていたの。
高くて、とても手が届きそうにないわ。また高嶺の何とか??
「もうじきお正月だ!鳴門干柿を作ろう。」
そう言うと、ヘルヒェンは柿の木を揺すり始めたわ。
その内、1個、2個、落ちてきたの。その柿をポケットに入れて帰路についたわ。
家について暫くして、ヘルヒェンの部屋の外に、皮を剥いた柿が下がったわ。
何日かすると、やけに貧相な干柿に変わったの。
その後、軒下から見えなくなったけど、お節料理何とかの話は立ち消えになったみたいね。
リンク:
干し柿の作り方、
同、
なると干柿