「ア!」カーポート脇の小さな花に気が付いたヘルヒェンが、嬉しそうな声を出したワ。
「初めて花が咲いた。このベンケイソウ科 クラッスラ属の『花月』は、日本で最初に売り出された時に、
5円玉のコピー(紙)を新芽に通して『金のなる木』の名前で販売されたんだ。
きっと、英語の名前が『dollar plant』だったので、『金運がよくなる』と称して売ろうとしたんだ。
『成金草』との別称もあるが、『クラッスラ』か『花月』の方が、きれいな名だと思わないか?」
いつものGoogle知識&ヘルヒェン流珍解釈をしゃべり続けたノ。
2月の冷たい風のなかを歩いて行くと、雑木林に見慣れない小鳥が止まっていたワ。
ヘルヒェンが慌ててシャッタ−を押すと、飛んでいってしまったノ。
「ウン! これで月が出れば、花鳥風月だ!」ノー天気名人間ネ!
「金のなる木、金が無くても、クラッスラ。」 読み犬知らず。