暑い! ヘルヒェンが休みだからと言って、こんなに暑くなってから散歩に出かけなくってモ。
世間の年寄りみたいに、朝早く起きて欲しいものネ。
アラ!、カブトムシ(甲虫)が道端の草陰から顔を出したワ。
「最近、『アカペラ』という言葉をよく聞くが、その意味を知っているか?」ヘルヒェンが唐突に話しかけてきたノ。
「昨日、『赤ペラ』って、変な日本語だと思い、インターネットで調べてみたんだ。」
「すると、日本語でなくイタリア語で、『a cappella ア・カッペッラ』、aは前置詞、cappellaはチャペルで、 "in the church"或いは"in the style of the chapel" なんだ。」
「直訳すると、『教会風に』。音楽用語で、『無伴奏で』、或いは『無伴奏合唱』、または『無伴奏合唱曲』を意味してる。」
「歴史的には、『オルガン伴奏に声楽』や『無伴奏男声合唱』を意味する時もあったけど、現在は『無伴奏合唱』で使われることが多いようだ。」
「最近、『ボイス・パーカッション』、英語で『vocal percusion』とも言われ、打楽器の音を真似る方法が取り入れられて、ロックなどが出来るようになり、若い人の間でも流行ってるんだ。」
ふーん! 『カギカッコ』が多くて、隣を歩いているだけで疲れたワン。